医薬品開発のブレインパートナー
メッセージ
医薬品等の開発や、臨床試験実施に関する英文ドキュメントなどの翻訳(英⇔和)を承っております。
メディカル翻訳
  • 治験関連文書の翻訳
    プロトコール、同意説明文書、総括報告書、安全性報告、副作用報告、治験薬概要書、治験契約書、手順書、SOP など
  • 医薬品関連文書の翻訳
    添付文書、PSUR(定期的安全性最新報告)、CCDS(企業中核テータシート)、CIOMS、MedWatch、ドクターレターなど
  • 承認申請資料(CTD)の翻訳
    米国申請資料、米国INDファイル、欧州CTD、英国申請資料 など
  • 医学・薬学論文、学会発表資料の翻訳
  • 上記各種文書の翻訳校正、QCチェック
    (主に、循環器、内分泌代謝、悪性腫瘍、消化器、などの分野の医薬品ならびに希少疾病用医薬品など)
メディカル翻訳演習、総括報告書の構成、英文和訳のポイントなどの研修も行っております。(詳しくは研修・トレーニングのページをご覧下さい)
津村からのメッセージ
言語は文化です。

翻訳は、外国語で書かれた他文化を日本語で日本の文化になじませる作業と言えるのではないでしょうか。それだけに、経験、知識、感性が求められるのです。

「どうすればプロの翻訳家になれますか?」と言うような質問をよく受けますが、翻訳が文化間のインターフェースであることを身をもって理解できないと、プロの翻訳家にはなれないでしょう。当然、外国語の語彙や文法の習得も欠くことはできませんが、その上で日本の文化とは何か?欧米の文化とは何か?中国の文化とは何か?が深く理解できていないと、本当の翻訳は出来ないでしょう。
外国のすぐれた文化、知識、情報を日本人が日本語で吸収できるようにするのが翻訳の役割です。それによって、明日の日本文化を支える基盤を築く一助になるのが翻訳家の使命なのです。しかし、実際は翻訳という仕事を軽く見る傾向が強く、翻訳の学習者や翻訳教育関係者、翻訳書の読者、そして一部の編集者や翻訳者までそうであるのは心痛むところです。
最も溜め息がでるのは、翻訳学習の動機を耳にするときです。ほとんどの人の答えが、得意な語学力を活かせる仕事をしたいから、自宅でできる仕事だから、のどちらかなのです。この答えになぜ溜め息をつくかは、たとえばすぐれた翻訳家の人達が辿ってきた道筋をみれば理解できるのではないでしょうか。
第一の道筋として、原著または原著者に心酔し、それを自国に伝えたいと熱望して翻訳に取り組むようになったというもので、この様な翻訳者は少なくありません。翻訳もの(文芸)の歴史に名を残す様な偉大な翻訳家には、この道筋をたどった人が多くいます。
第二の道筋として、たとえば小説を書こうと修業を積んできた人が、どこかで翻訳に転じるものです。現役の翻訳家に多いのは、新聞記者、学者や研究者などから翻訳に転身した人達です。少し性格が違いますが、編集者から翻訳者に転じた人も多い。たいていの場合この人達は、自分で書いたものより、一流の原著を訳すほうがいいと考えて翻訳に転じている様です。
もうひとつ、第三の道筋として、時代の要請に応えて翻訳に取り組んできた人達がいます。その最たる例が明治維新の隠れた立役者、村田蔵六です。彼の場合、村医者の家に生まれて、医者になるために勉学に励んでいました。蘭学もそのために学んだのです。ただし、蘭学は語学ではないし、オランダの医学に限定されたものでもありませんでした。西洋医学を習得するには、当時のヨーロッパで発達しつつあった自然科学の全体を吸収する必要がありました。このためもあったのでしょうが、黒船来襲によって時代の要請が医学から兵学に変わったとき、村田蔵六は「業績不振」の家業を捨てて、全く専門外の兵書の翻訳に転じ、ひいては司令官として薩長同盟の維新軍を実際に指揮したのです。
つまり、真の翻訳者の人達は、小説やシナリオ、医学、新薬開発などで実際にプロないしはセミプロとしてやっていける程度の実力を持っている人達なのです。自宅でできる仕事だから・・・というほど安直にできる仕事ではないのです。
以上、聞いたようなことを述べましたが、実はこれらは本当に聞いたことで、私の愛読書「翻訳とは何か―職業としての翻訳(山岡 洋一 (著) 、日外アソシエーツ)」からの引用でした。ポリポリ